今年の名古屋の梅雨入りは少し遅いようです。
じめじめする前に新しい夏のお洋服はいかがでしょうか。

本日もビスポークの工房で職人さんが腕をふるっているところをお伝えしたいと思います。
こちらの写真は上着の前身です。
今回のジャケットは夏に向けてリネン混の明るいブルーチェック柄生地です。

前身に芯を据え終わったところです。

 先ほどから少し工程が進んでラペルの製作に掛かったところです。

今回のご注文はセミノッチラペルでした。
型紙に合わせて芯地や表地をカットしていきます。

 写真が上下逆さまになりましたが、先ほど引いた線に合わせてラペルの上部の余分な部分がカットされています。
ラペルには細かくハ差しが入れられています。これによってきれいなカーブを描いたラペルが出来上がります。
また、永年の着用にも耐える堅牢性が生まれます。

一連の作業が終わり前身の出来具合を確認する職人さん。
前身にはアイロンワークによってクセ処理がされている為、この様に手で持ち上げると体のラインに合わせて緩やかにカーブを描いてまるでそこに体があるように見えます。
さすが職人の熟練の技です。
実に素晴らしいです。
きっと良い出来上がりになると思います。
仕上がりが今から楽しみです。



テーラー神谷では大切な方へのプレゼントに最適なお誂え洋服券やお仕立券をご用意しております。大切な方への御祝いやお世話になった御礼をお考えでしたら是非当店の各種金券をご利用下さいませ。　
また、今回の外出自粛の為お店に来られない方へ・・・各種ギフトカードはＦＡＸでもご注文いただけます。当ウェブサイトのトップページの『ギフトカード』のバナーからご注文用ＦＡＸ用紙をプリントアウトしてFAXにてをお送りいただくだけで簡単にご注文頂けます。是非ご利用下さいませ。岡部

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6月に入りました。雨が気になる季節です。
コロナも少し落ち着いてリモートワークからリアル出社に変わったり、会合やセミナーも行われるようになりました。
夏のお洋服をお考えの方はお早めにご来店下さいませ。

本日はビスポークの工房で職人さんが腕をふるっているところをお伝えしたいと思います。
こちらはスーツ上着の前身の写真です。今回のスーツは夏に向けて明るいブルーが爽やかな生地です。

工程も半ばを向かえて、芯据え・ポケット作りも終わり裾纏りに入ろうとしているところです。 

 前身頃の裾部分で縫い代を内側に折り込み前芯へ纏りつけています。
とても細かく千鳥掛けしています。丁寧な仕事ぶりです。

裾から前端に移動しました。ここも同じ様に内側に折り曲げて芯地に纏り付けていきます。
アイロンで押えながら細かく纏ることで裾のカーブなどもきれいに表現していきます。
一つ一つの細かな工程の積み重ねが1着のビスポークスーツになっていきます。
職人さんの細かな手作業が見た目美しく着心地の良いスーツへと繋がっています。
手を抜かずに真面目に細かく丁寧に作業をしてくれている職人さんに感謝です。
完成にはもう少しお時間が掛かると思います。出来上がりが楽しみです。



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     今日は特別なスーツ生地をご紹介します。

日本の御幸毛織が2015年に創業110年を記念して発売した「小石丸シルクスレッズ」です。

純粋日本種シルクをストライやチェックの白い糸にあしらった服地です。


通常のシルクよりも小ぶりの繭を作り、光沢や張力に優れ、毛羽立ちの少ない絹糸に紡ぐ
ことができるシルクです。


その生産は純粋な日本国内の養蚕に限られ、現在では世界遺産に認定された
富岡製糸工場のある群馬県のシルク産地をはじめ国内の限られた産地で少量しか
生産されていません。


シルク本来の全ての良さを併せ持つ、最上の素材とされています。


皇后陛下がお育てになっている日本最古の幻の絹としても有名です。

当店にて取り扱っていました最後の1着でしたが、先日お客様のもとに旅立つことになりました。


ありがとうございました。